2010年11月26日

宇宙:見たことがあるような太陽系外惑星

400 個以上発見されている太陽系外惑星のうち 70 個ほどは、中心星の前面を通過(トランジット)する惑星であります。

トランジット現象の利用によって惑星大気の観測が可能になり、さまざまな重要なパラメーターを決定できます。

今まで発見されてきたトランジット系外惑星は非常に短周期の軌道か、もしくは離心軌道をもっていたため、非常に熱いか、あるいは表面温度の極端な変動が起こっているかのどちらかであると考えられていました。

今回、宇宙望遠鏡 CoRoT によって、太陽系の巨大ガス惑星に似た太陽系外惑星が発見されました。

CoRoT-9b と名付けられたこの惑星は、太陽類似星の周りの離心率の小さい起動を周期 95 日で回っており、この軌道は水星の軌道に似ています。

表面温度は、およそ -20 〜 150 ℃の間であり、その密度から推定すると内部の組成は木星や土星のものに似ているようです。


### database ###
nature 464,317-456 18 March 2010 Issue no.7287
Letter p.384 / A transiting giant planet with a temperature between 250 K and 430 K / H J Deeg et al.(カナリア天体物理研究所およびラ・ラグナー大学)

既知の 400 個以上の太陽系外惑星のうち、中心星の前面を通過(トランジット)する惑星は 70 個程度であります。

トランジット現象により惑星の基本的なパラメーターの導出が可能となり、また、それらの大気に関する研究が容易になっています。

地上観測で見つけられるものよりさらに遠方にある、もっと小さい惑星を発見するために計画されたプロジェクトによって、最初の地球型系外惑星( CoRoT-7b )を含め、短周期軌道の惑星が複数発見されています。

本論文では、太陽類似星の周りの 0.11 ± 0.04 という低い離心率の軌道を 95.274 日周期で回っている惑星 CoRoT-9b の、トランジット観測について報告しています。

その近点は 0.36 天文単位であり、すべてのトランジット惑星の中でずば抜けて大きく、そのために光球面温度は「温暖」で、 250 K から 430 K の間にあると推定されています。

CoRoT-9b の現状の大きさから、現在までに知られているトランジット惑星と異なり、潮汐による熱散逸過程の影響は受けていないと考えられます。

実際、この惑星は、木星や土星のものと一致すると推定される内部組成をもつ標準的な進化モデルによって、うまく説明されることがわかりました。

posted by 梵 at 20:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 宇宙の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きのう、論文とか決定しなかった。
Posted by BlogPetの小十郎 at 2010年11月27日 15:47
近日、論文とかを決定するよ。
Posted by 梵 at 2010年12月09日 18:04
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